言語商会

個人事業について

会社設立か個人事業か

世間では会社を設立したほうがメリットが大きいと言われています。 これらメリットを理解した上でいろいろ考えて、私は下記の理由から最終的に個人事業を選びました。

  • 法人化して社会的信用を得る必要がない
    • 銀行から融資を受けようと思っていない。今後も融資希望は全くない。
    • 法人でないと仕事を頼めない、と言う会社からは依頼されなくて構わないと思っている。
  • 事業規模を拡大するつもりがない
    • 人を雇用するつもりがない。
    • いつまでも一人でできる範囲で仕事をするつもり。
  • 事務処理は簡単なほうがいい
    • 経理は自分で、というのが小さな事業の基本だと思っている。
  • 自分を大きく見せる必要がない
    • 法人化して社長(代表取締役)と名乗りたいという願望がない(そう思っている人は社長になればいい)。
    • 私はそういうことがしたくて独立したのではない。

今後も個人事業として事業を続けますが、所得が増えて法人のほうが経理上明らかに有利になれば法人化するかもしれません。その可能性は低いですけどね。

これから独立したいと思っている方へ

個人事業か法人かに関係なく、将来独立しようと思っている方への私からのメッセージ。

  • 独立はそんな簡単ではありません。独立するだけなら簡単で誰でもすぐにできますが、継続するには相当の覚悟と努力、そして我慢が必要です。もし迷っているくらいならやめたほうがいいと思います。
  • どうしても独立したいのなら、最低3年ぐらいは無収入前提で生活できるよう準備してください。あるいは独立と同時に副業でコンビニアルバイトするぐらいの覚悟をしてください。1年目から黒字になるなどの甘い収益予想はどこかで必ず破綻します。
  • 独立して遅くとも3年経って芽が出ないなら店を閉じる、と最初から決めておくこと。傷が深くなると再起不能になります。傷が浅いうちなら再挑戦できますよ。
  • 事業継続の基本はコスト削減、これに尽きます。生活を含めてありとあらゆる費用を削減することが何よりも重要です。特に当初は、駅前のきれいな事務所を借りるとか、新品の家具・什器を揃えるなど、可能な限り無駄な出費をしないこと。

50歳以降の独立について

今持っている技術や知識を生かすために早期退職等に応募して、50歳以降で独立するのはちょうどいいタイミングだと思います。定年退職してからという考え方もありますが、それでは年齢的に遅すぎて様々な制約がかかります。仮に50歳で独立すれば最低でも10年は事業活動でき、また体力もあるのでできることも増えるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

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